HID装着記

最近、新車に純正採用されてきて、街中でもよく見掛けるようになったHIDライト
メーカーによっては、キセノンライト・ディスチャージライトなどと呼ばれていますが
どれも同じ機構を持ったライトシステムです。

簡単に言えば、大型店舗の駐車場などにある水銀灯と同じ原理で
高い電圧をかけて放電する光を照明にしているアレです(笑)
詳しく知りたい方はネットで調べてくださいね(^^;

私の車は平成7年式。。その当時にHID装着車なんてものは存在しませんでした。
(いや。。もしかしたら自分が知らなかっただけなのかも・・)

HIDの光と夜間の明るさに憧れを持つものの社外品のキットは
10万円以上と高額な商品・・・
最近では7万円台でも購入できるようになって来ましたがそれでも高嶺の花です。

しかし、最近安価な商品が出てきているのでいっそのこと装着してみよう!と
今回、自分のBG系レガシィワゴン250Tに社外HIDを組んでみることに決めました。
まぁ、実験台ですね(^^;

まず、商品を注文します。(現在、当店でも取り扱いしております
商品は3日で到着。
ちなみにレガシィ250TはロービームがH1バルブのプロジェクタータイプです。
プロジェクターランプ装着の車はライトが暗い!!
これは、R32スカイラインやS13などのシルビアにお乗りに方なら分かって頂けると思います。

ここからは簡単ですが、レガシィの取り付けについて書き記して行こうと思います。

商品に入っている部品は、バラスト・スターター・H1タイプのバーナーです。
はじめからH1タイプのバーナーが入っていますので
ご自分でヘッドライトの電球交換ができる方ならポン付けOKで簡単です。

その他にもH3 H4(Lo専用)H7などのバーナーもございます。

まず、ヘッドライトを取り外したほうが作業がラクなので左右のヘッドライトを外します。
BGレガシィはグリルを取り外せば、ヘッドライトを固定している3本のボルトがすべて取り外せますので
比較的簡単です。
もし、フロントバンパーを外さないとヘッドライトが取り外せない場合でも
そちらのほうが確実に作業できますので
面倒だと思いますけど、まずはバンパーを外す作業からはじめましょう!


ヘッドライトを外したら、ダンボールなどを敷きヘッドライトのレンズに傷がつかないようにして
取り外したヘッドライトをひっくり返します。

写真中央の矢印の部分にロービームのH1バルブが入っています。
まず、この防水カバーを外します。


すると、H1バルブが入っていますので取り外しましょう。
H1バルブの場合、中心部がプラス配線・外側がマイナス配線になっていますので
覚えておきましょう。


次に、防水キャップに穴をあけます。
新しく入れるバーナーの配線を通すためと、防水用グロメットをはめ込む為です。
この商品にはφ24のホールソーが付属されていますので
充電式ドライバーなどに取り付けて中心部あたりに穴をあけましょう。


HIDのバーナーをH1バルブの代わりに組み込みます。
取り付け方はH1バルブと同じですが、若干配線の関係でH1バルブより大きいので
少々力が要りますがついてしまえば大丈夫です(笑)

次に写真のグロメットを防水キャップの外側に通します。
穴よりグロメットが大きいのでちょっと大変ですががんばりましょう。
このキットはヒューズもこのバーナーの配線に一体となっているので
防水キャップにすべての配線が入りきれるのか心配です・・・

続いて、純正のプラス、マイナス配線をグロメットについているプラス、マイナス線を
繋ぎます。


はいっ!見事に押し込みました(笑)
あとは、グロメットをしっかり取り付ければ片側完了です!
細いマイナスドライバーなどを利用して隙間の出ないようにきっちり行いましょう。
このグロメットだけでは水の浸入が心配な方はシリコンシーラント等で防水処置を行っても良いでしょう。

同じ作業を両方のライトで行います。

バラストとスターターは助手席側はこのように設置しました。

運転席側のバラストはこの位置です。エアクリーナーボックスの後ろです。

スターターはABSユニットの下に潜り込ませるような形で装着


配線は、すべてカプラーでワンタッチですし、大きさが各自違うので
間違うことはないと思います。
HID装着に関して一番時間がかかるのは、バラストとスターターの設置だと思います。


さぁ、早速点灯させてみましょう★

おお〜!!!HID独特のじわ〜っとした光の変化が起こり30秒後にはこのように純白の光を発しています♪
純正のハロゲンだと、プロジェクターの輪郭がはっきり見えたのですが、
HIDに変えてから輪郭が見せません(笑)

夜間、走行してみたところ、すごく視界が広く、路面を真っ白に照らしてくれます。
普通のハロゲンライトが懐中電灯みたい・・(笑)
それだけ、すばらしい明るさです。
ちなみに今回使用したバーナーは6000K(ケルビン)です。
6000Kを超えると青みが増し、あくまでファッション性だけになってしまいそうでしたので
あくまで私は夜間走行時の安心感を選びましたのでこの選択は正解だったと思います。

さらに驚くのがこの商品の価格です!
今回使用した6000Kのバーナータイプで、28000円でした(^^)
4300Kだと26000円よりありますので
今までのHIDシステムと比べると激安ですね。


平成17年12月追記
新しく、H4(通常2灯式ライトに採用)のHI/LO切り替えタイプのHIDキットが発売になりました。
車検に対応出来るかどうかは解りませんが(4300kなら多分OKだと思います)
ハイビームの切り替えが出来ると言うのは夜間走行時に非常に魅力だと思います。
一般に販売されているHIDのHI/LO切り替えタイプと違うのは
純正ハロゲンランプと同じようにバーナーがHI/LO各1つずつ入っていると言うことです。
通常、切り替え式は1つのバーナーのみで遮光板をモーターなどの駆動によって回転させ
HI/LO切り替えを行っているのですが、そうすると機械的なトラブルなどが起こる可能性があるため
信頼性が低い点がございました。
今回の商品はそのような機械的な部品が一切無いので
今までのHIDと同じようにヘッドライトの電球交換が出来る人なら簡単に取り付けられる商品となっております。
すでに当店で1台施工させて頂きましたが、装着時間は私の車と大差ありませんでした。

価格は4300kで48800円6000kで50800円です。
このほかにも8000k:54800円10000k:58800円もご準備しております。



当店で、私が身を持って耐久テストをしてまいりますが、
そんなに安いのなら買っちゃおうかなぁ〜と思った貴方!
まずはメールかお電話くださいね(^^)
実物が見たい方はご来店お待ちしております★


平成19年8月現在
車をレガシィからカペラワゴンに乗り換え、バーナーのみH7タイプに変更しましたが
未だノントラブルで快適なナイトドライブを満喫しております。
特に高速走行時は非常にありがたいと感じます。
純正採用のHIDと比べても6000kと言うこともあり、真っ白な光で満足してます♪

さらに、ハイビームもHID化させてみました。
ハイビームは車検では厳しい(散光してしまうような感じです)ので
オススメはしませんが、深夜のワインディングでは最高のパフォーマンスです。



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